四十肩、五十肩の判別と鍼灸整体治療法

 

 四十肩・五十肩は、非常に治りにくい場合があり、治療者泣かせの疾患でもあります。
 内輪の話を少しすると、われわれプロのなかでも、五十肩の治療を嫌がる人は結構います。それだけやっかいな症状なのです。

 

 五十肩は症候群としての名前ですので、五十肩の症状を引き起こす原因はざっと考えただけでも10種類ぐらいあります。

 

 

そのなかで大きく分けると、
 @筋肉性のもの
 A骨・関節性のもの
 B石灰沈着性のもの 
の3つのものがあります。

 

 

<筋・筋膜、トリガーポイントに主原因がある場合>

 

 肩の筋肉や筋膜に原因がある五十肩です。
 このパターンは、筋・筋膜の針治療が非常に有効で、治療ポイントをきちんとおさえていれば間違いなく改善します。

 

 治療方法は、五十肩の場合、基本的に針治療ということになります。
 マッサージを併用します。

 

はり治療が非常に効果的!

 

 筋肉・筋膜に問題がある数種類のパターンの中、2つのパターンについては、当院では治療方法がほぼ確立しています。
 パターンにはまれば、1回目の治療から効果が実感できます!

 

 

※ 高齢者に多い症状として、腱板完全断裂があります。この場合は手術を含めて検討が必要となります。

 

 

<治療回数の目安>

 ・軽症の場合・・・3〜5回程度
 ・重症の場合・・・20回程度

 

 

 

 

<骨、関節に主原因がある場合>

 

 肩の関節の変形、炎症が原因の場合です。これらは筋肉性のものと比べると、ちょっと厄介です。

 

 まず関節の炎症というのは、治療したからといって直ぐに治りません。炎症が治まるにはある程度の時間が必要だからです。
 また、変形の場合にも時間が必要です。

 

 しかし、治療がまったく無意味というわけではありません。原因は骨や関節にあるとしても、周りの筋肉は炎症の影響で硬くなります。これをそのままにしておくと、筋肉の痛みが2次的に発生し悪循環になります。

 

 

 よって、筋・筋膜治療で悪循環を止めることが大事になります。

 

 筋肉性のものに比べて治りは遅いですが、治療としっかり行えば、1回の治療ごとに確実に楽になっていきます。
 ある程度症状が楽になった後は、少しずつ肩を動かしていきます。いつまでも大事にして動かさないでいると、逆に治りが遅くなります。

 

<治療回数の目安>

 ・軽症の場合・・・10回程度
 ・重症の場合・・・20回程度

 

 

 

 

<石灰沈着性の場合>

 

 この場合の五十肩はとても痛く、ひどい症状となります。
 マッサージや鍼灸を受けるよりも、病院での治療が第一選択となります。
 石灰を注射にて取り除きます。

 

 石灰の除去治療が終ると、ケロッと治る場合と、少し症状が残る場合があります。

 

 石灰除去後に症状が残った場合は、マッサージや鍼灸治療が有効となります。

 

 

 

 

 五十肩はなかなかに大変な症状ですが、大多数の場合、早い段階からの治療を受ければ早期に復帰できます。早めに治療を開始してください!

TOPへ